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海老沼 幸夫
情報管理, 26(9), p.726 - 735, 1983/00
網羅的な検索を必要としないユーザー向けに、希望する数の関連文献を自動的に得る方法を提案する。INISデータベースで本法を模擬した結果、平均で再現率32%を適合率36%で得た。この効率は初心サーチャーが作成した探索式による結果よりも良く、所期の目的を十分達成し得ることがわかった。本法は、自然語のみか、自然語と統制語を含むデータベースのオンライン検索に適用可能であろう。
海老沼 幸夫; 高橋 智子
情報管理, 24(2), p.139 - 149, 1981/00
フリータームとディスクリプタが1対1に対応する検索語があるテーマ(1)、かなり包括的な概念を含む検索語を有するテーマ(2)、フリータームでは適切な術語があるがディスクリプタがないテーマ(3)を選びテストした。(1),(2)の場合にはディスクリプタ方式、キーワード方式(ディスクリプタ+フリーターム)いづれも検索効率は同じ程度であり、検索語の選択も容易であった。サーチャーは検索テーマを考慮していづれを選択してもよい。フリーターム方式は厄介であり不要である。(3)の場合はディスクリプタ方式は、再現率は確保できるが適合率が低くなる。キーワード方式は検索式の作成が容易で、検索効率もよい。ディスクリプタ方式とキーワード方式を併用するシステムが望ましいとの結論を得た。